Introduction
設立: 2019年
拠点: Palo Alto
従業員数: 5-10人
投資家: 非公開
CEO: Bin An
事業内容・詳細
スマートデバイスやスキャナで3辺(縦横高さ)を図ることができるデバイスとソフトウェアを開発している。
同時にバーコードスキャンをする機能が付いており、3辺測定の結果と測定した対象物を紐付けることが可能。
対象顧客はロジスティクス企業や製造業。
製品は、天井から吊るし、コンベアなどで自動スキャンをする据え置き型と、スマートデバイスを利用したハンドスキャナタイプの2種類がある。ハンドスキャナタイプは、3Dセンサーを搭載したAndroidスマートフォンのようなデバイスで、モバイルでの使用を想定し、瞬時に形状を認識・分析。据え置き型は、複数の3Dセンサーを搭載したワークステーションで、ハンドスキャナデバイスよりも多様なオブジェクトをサポートし、より高い精度を実現。
Aquifiというスタートアップからのスピンアウトとして設立されたスタートアップで、Aquifi時の中核メンバーが立ち上げた。Aquifi時には米国大手車両メーカーや米国最大小売企業との実験と導入検討まで進んでいたが、3辺測定したアイテムと対象物の紐付け機能がなかったために導入に至らなかった。Aquifi時の失敗を踏まえた製品を開発していることもあり、業務レベルで利用を検討できる製品に成長。
ユースケース
米国大手製造業者とベルトコンベアから流れてくる製品のサイズ計測実験中。
Dagobahからの評価
ロジスティクス企業ではサイズ測定は非常にマニュアルな方法で行われており、今後qboidのような企業がサイズ測定のオペレーションをデジタル化、自動化を担うことになると考えられる。
現在、同様の製品は既存のベンダーなどが開発はしているものの、コストが非常に高いが、qboidは既存ベンダーと比較し、コストを一桁近く変えられるポテンシャルを持っているという強みをもつ。